元入所者男性が書く児童心理治療施設のすべて

児童心理治療施設の元入所者男性が、2002年4月~2006年3月まで入所していた児童心理治療施設のことを書いていく。

第2章入所者の生活 13医療(4)感染症になった時

入所者が飛沫(ひまつ)感染する感染症(風しん、インフルエンザなど)や空気感染する感染症(はしか、水ぼうそうなど)と診断された時について

 入所者は飛沫(ひまつ)感染する感染症(風しん、インフルエンザなど)や空気感染する感染症(はしか、水ぼうそうなど)と診断された時は生活棟の空き部屋(男子は男子棟の空き部屋で4畳ほどの部屋、女子は女子棟の空き部屋で4畳ほどの部屋)で生活することになっていた。なお、空き部屋は1部屋1人で使うことになっていた。


 なお、入所者は空き部屋が空いてない時や空いている空き部屋を職員(男子棟の空き部屋は男子棟勤務の職員、女子棟の空き部屋は女子棟勤務の職員)が洗濯物干し場として使っている場合は空き部屋生活にならなかった。
(なお、飛沫(ひまつ)感染は咳やくしゃみ、会話によって飛び散ったしぶき(飛沫(ひまつ))に含まれる病原体を近くにいる人が吸い込むことによる感染のこと。飛沫(ひまつ)は水分を含み、重いため、届く範囲は1~2メートル程度といわれている。空気感染は感染している人の口から飛び出した飛沫(ひまつ)に含まれている病原体が感染性を保ったまま空気の流れに乗って拡散し、他の人がそれを吸い込むことによる感染のこと)
 なお、入所者は風邪の時は39度以上熱が出ない限り、空き部屋での生活にならなかった。


 なお、入所者は帰省している時に飛沫(ひまつ)感染する感染症(風しん、インフルエンザなど)や空気感染する感染症(はしか、水ぼうそうなど)と診断された時は治るまで自宅で生活することになっていた。自宅で生活できない時は生活棟の空き部屋(男子は男子棟の空き部屋で4畳ほどの部屋、女子は女子棟の空き部屋で4畳ほどの部屋)で生活することになっていた。なお、空き部屋は1部屋1人で使うことになっていた。なお、空き部屋が空いてない時や空いている空き部屋を職員(男子棟の空き部屋は男子棟勤務の職員、女子棟の空き部屋は女子棟勤務の職員)が洗濯物干し場として使っている場合は空き部屋生活にならなかった。

入所者は空き部屋での生活になると、トイレと水分補給以外部屋の外に出てはいけないことになっていた

 入所者は空き部屋での生活になると、トイレと水分補給以外部屋の外に出てはいけないことになっていた。なお、ゴミはレジ袋にいれることになっていた。レジ袋は施設から無料で支給してもらえた。職員(男子は男子棟勤務の職員、女子は女子棟勤務の職員)に「レジ袋がほしい」と言えば、職員(男子は男子棟勤務の職員、女子は女子棟勤務の職員)からレジ袋を無料で支給してもらえた。なお、レジ袋の中のゴミがたまった時は生活棟のリビング(男子は男子棟のリビング、女子は女子棟のリビング)のゴミ箱に捨てることができた。

入所者が接触感染する感染症(アタマジラミ、ヘルペス帯状疱疹ノロウイルスによる食中毒など)(接触感染も飛まつ感染もする感染症(インフルエンザなど)や接触感染も空気感染もする感染症水ぼうそうなど)は除く)と診断された時について

 入所者は接触感染(直接感染)する感染症(アタマジラミ、ヘルペス帯状疱疹ノロウイルスによる食中毒など)、接触感染も飛まつ感染もする感染症(インフルエンザなど)や接触感染も空気感染もする感染症水ぼうそうなど)は除く)と診断された時は施設がその感染症の子の入浴時間や食事場所を変える(例えば、入浴時間を午後4時30分~午後5時にする等)など何らかの対応をとることになっていた。
(なお、接触感染は感染している人の皮膚や粘膜に触れたりや、病原体がついたドアノブや手すりなどの物に触れたりした手で自分の鼻や口を触れることによる感染のこと)
 入所者は施設の判断により、生活棟の空き部屋(男子は男子棟の空き部屋で4畳ほどの部屋、女子は女子棟の空き部屋で4畳ほどの部屋)での生活になることもあった。なお、帰省している時に接触感染(直接感染)する感染症(アタマジラミ、ヘルペス帯状疱疹ノロウイルスによる食中毒など)と診断された時は治るまで自宅で生活することも可能だった。

入所者がその他の感染症(食中毒(ノロウイルスによる食中毒は除く)など)と診断された時は施設がそのつど対応を考えていた

 入所者がその他の感染症(食中毒(ノロウイルスによる食中毒は除く)など)と診断された時は施設がそのつど対応を考えていた。ケースバイケースの対応だった。
 例えば、食中毒(ノロウイルスによる食中毒は除く)なら、食中毒(ノロウイルスによる食中毒は除く)と診断された子が少ない時は食中毒(ノロウイルスによる食中毒は除く)と診断された子に治療を受けさせるのみの対応だった。食中毒(ノロウイルスによる食中毒は除く)と診断された子が多い時は食中毒(ノロウイルスによる食中毒は除く)と診断された子に治療を受けさせるだけでなく、施設が入所者全員に調子が悪くないかどうか聞き取り調査もおこなっていた。

男子の中には空き部屋での生活を嫌がる子も少数いた

 空き部屋での生活になると、トイレと水分補給以外部屋の外に出れないので、男子の中には空き部屋での生活を嫌がる子も少数いた。

男子の一部は空き部屋生活になると、時々退屈そうにしていた

 男子の一部は空き部屋生活になると、時々退屈そうにしていた。 

空き部屋生活中の男子の中にはトイレ以外部屋の外に出れないことに不満を言う子もたまにいた

 空き部屋生活中の男子の中にはトイレ以外部屋の外に出れないことに不満を言う子もたまにいた。

ごくたまに男子の一部が、感染症になった子に嫌がらせをしていた

 ごくたまに男子の一部が、感染症になった子に嫌がらせをしていた。 

なお、風邪をひく男子は年に5~8人ほど、インフルエンザになる男子は年に2人ほど

 なお、風邪をひく男子は年に5~8人ほど、インフルエンザになる男子は年に2人ほどだった(なお、男子は毎年15~25人ほどいる)。

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第14章その他 4その他(14)生活棟の空き部屋について
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