元入所者男性が書く児童心理治療施設のすべて

児童心理治療施設の元入所者男性が、2002年4月~2006年3月まで入所していた児童心理治療施設のことを書いていく。

第8章施設内学級の小学校での教育 3その他(20)通知表

各学期ごとに渡されていた

 施設内学級の小学校では通知表は各学期の終業式の日(小6の3学期は卒業式の日)に教師から渡されていた。

地域の学校と同じもの

 施設内学級の小学校では通知表は地域の学校と同じものだった。評定(3段階)、出欠状況、身体測定の結果が載っていて、所見欄(担任教師が児童の良いところや悪いところを書く欄)や通信欄(保護者が記入する欄。保護者が担任教師に伝えたいことを書く)もあった。 
 なお、通信欄は自分の担当の職員に書いてもらうことになっていた。
 評定の欄には評定が載っていた(評定が載っているのは各教科4項目程度)。
 身体測定の結果の欄には通知表が発行された年の身体測定の結果が記載されていた。
 出欠状況の欄には通知表が発行された年の学期ごとの出席日数と欠席日数が記載されていた。

評定1(最低の評定)は基本つけないことになっていた

 施設内学級の小学校では通知表には評定1(最低の評定)を基本つけないことになっていた。よほどのことがない限り評定1(最低の評定)はつかなかった。

家族に見せる時はコピーを見せることになっていた

 施設内学級の小学校に通う子は通知表は各学期の終業式の日(小6の3学期は卒業式の日)の下校後に職員(男子は男子棟勤務の職員、女子は女子棟勤務の職員)に渡して施設に預ける(生活棟の職員室(男子は男子棟の職員室、女子は女子棟の職員室)に預ける)ことになっていた。そして、始業式の前日まで通知表を施設で保管(生活棟の職員室(男子は男子棟の職員室、女子は女子棟の職員室)で保管)してもらうことになっていた。そして、施設で保管(生活棟の職員室(男子は男子棟の職員室、女子は女子棟の職員室)で保管)してもらっていた通知表は始業式の前日に職員(男子は男子棟勤務の職員、女子は女子棟勤務の職員)から受け取ることになっていた。なお、家族に通知表を見せたい時はコピーを見せることになっていた。

施設内学級の小学校に通う子で評定に不満を言う子はいなかった

 施設内学級の小学校に通う子で通知表の評定に不満を言う子はいなかった。

施設内学級の小学校に通う子で始業式の日に通知表を教師に渡さない子はいなかった

 施設内学級の小学校では1学期の通知表や2学期の通知表は次の学期の始業式の日に教師に渡すことになっていた。なお、3学期の通知表は教師に渡す必要はなかった。
   施設内学級の小学校に通う子で始業式の日に通知表を教師に渡さない子はいなかった。