元入所者男性が書く児童心理治療施設のすべて

児童心理治療施設の元入所者男性が、2002年4月~2006年3月まで入所していた児童心理治療施設のことを書いていく。

第3章入所者が施設に持ち込める物・施設に持ち込めない物 2趣味・娯楽用品(1)本

入所者が本を施設に持ち込むことについて

 入所者は本は施設に持ち込み自由だった。

 

    ただし、入所者は18禁の本は施設に持ち込み禁止だった。18禁でないわいせつ本(グラビアアイドルの水着写真集、18禁ではないがわいせつな漫画(女性の乳首が描(えが)かれている漫画等)など)は職員の許可(男子は男子棟勤務の職員が許可、女子は女子棟勤務の職員が許可)を得れば、施設に持ち込めた。


 なお、入所者は教科書にはマジックで必ず氏名を書くことになっていた。


 入所者は18禁ではないがわいせつな本(グラビアアイドルの水着写真集、女性の乳首が描(えが)かれている漫画等)など)を施設に持ち込む時に必要な職員の許可(男子は男子棟勤務の職員が許可、女子は女子棟勤務の職員が許可)を得られるのは「施設に持ち込もうとする本の内容のわいせつ性が低い」と職員(男子は男子棟勤務の職員、女子は女子棟勤務の職員、が判断した時又は「施設に持ち込もうとする本の中のわいせつなシーンが少ない」と職員(男子は男子棟勤務の職員、女子は女子棟勤務の職員、が判断した時に限られていた。エロに甘い職員ほど、許可を得やすかった。

入所者は「施設の秩序を乱すおそれがある」と職員が判断した本は施設に持ち込み禁止

 入所者は「施設の秩序を乱すおそれがある」と職員が判断した本は施設に持ち込み禁止だった。
 例えば、ピッキングの方法が書かれた本や恋愛のテクニックが書かれた本、洗脳手法を書いた本、自殺の方法が書かれた本などは持ち込み禁止となっていた。
 職員によってはグロテスクな内容の本や刃物・銃器等の危険物が多数載ってる本も「施設の秩序を乱すおそれがある」として持ち込み禁止にしていた。

男子のほとんどは本(18禁でない)を施設に持ち込んでいた

 男子のほとんどは本(18禁でない)を施設に持ち込んでいた。
 男子が施設に持ち込んでいた本は漫画やゲームの本(攻略本など)が多かった。漫画はバトル漫画やギャグ漫画が多かった。
  中高生男子の中にはわいせつな内容の漫画(18禁でない)を施設に持ち込む子も少数いた。全裸の少女(性器の周辺は隠されている)が描かれた漫画を施設に持ち込む子、下着姿の少女が描かれた漫画を施設に持ち込む子、乳首が描かれた少女が描かれた漫画を施設に持ち込む子などが少数いた。

男子で18禁の漫画を施設に持ち込む子はごく少数いた 

 男子で18禁の漫画を施設に持ち込む子はごく少数いた。
 なお、男子が18禁の漫画を施設に持ち込む時は本のカバーを変えたりなどして施設に持ち込んでいた。

施設ができて最初の年(2002年)はヌード写真集を施設に持ち込む男子が1人いた

 施設ができて最初の年(2002年)はヌード写真集を施設に持ち込む男子が1人いた。

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