元入所者男性が書く児童心理治療施設のすべて

児童心理治療施設の元入所者男性が、2002年4月~2006年3月まで入所していた児童心理治療施設のことを書いていく。

第2章入所者の生活 26その他(1)門限

入所者の門限は午後5時30分

 入所者の門限は午後5時30分だった。
   午後5時30分になると、職員が入所者用玄関の鍵と正面玄関の鍵を閉めていた。


 入所者は門限を過ぎると生活棟(男子は男子棟、女子は女子棟)に入れなくなるため、買い物や学校の居残りなどで門限までに帰れない時はあらかじめ職員に伝えておく必要があった。

入所者は入所者用玄関を開錠してもらう時は職員を呼ぶ必要があった

 入所者は入所者用玄関を開錠してもらう時は食堂(男子は共用棟の食堂、女子は女子棟の食堂)の窓か共用棟の教職員室の窓をノックして職員を呼ぶか、共用棟の正面玄関のインターホンを鳴らして職員を呼ぶ必要があった。

長期休暇が終わる日(1月7日や4月7日など始業式の前の日)や運動会シーズンは門限後に帰ってくる子が少数いた 

 長期休暇が終わる日(1月7日や4月7日など始業式の前の日)や運動会シーズンは門限後に帰ってくる子が少数いた。
 運動会シーズンは地域の学校に通う中学生が放課後に運動会の練習(ダンスの練習)をして帰りが遅くなっていた。

門限を過ぎてから帰ってきた男子はほぼ全員教職員室の窓の方か共用棟の食堂の窓の方に行き、窓をノックして職員を呼び、入所者用玄関を開錠してもらっていた

 門限を過ぎてから帰ってきた男子はほぼ全員教職員室の窓の方か共用棟の食堂の窓の方に行き、窓をノックをして職員(男子棟勤務の職員)を呼び、入所者用玄関を開錠してもらっていた。ごくたまに共用棟の正面玄関のインターホンを鳴らす子もいた。

門限を過ぎてから帰ってきた男子の一部は入所者用玄関の開錠が遅い時は時たま怒っていた

 門限を過ぎてから帰ってきた男子の一部は入所者用玄関の開錠が遅い時は時たま怒っていた。
 なお、1回だけ、男子の中に冬場に玄関の開錠が遅くてグラウンドで立ち小便をした子も1人いた。