元入所者男性が書く児童心理治療施設のすべて

児童心理治療施設の元入所者男性が、2002年4月~2006年3月まで入所していた児童心理治療施設のことを書いていく。

第2章入所者の生活 24新聞や折り込み広告の購読(1)新聞

入所者が新聞を読める時間

 入所者は学校の時間帯を除き、自分の部屋や生活棟のリビング(男子は男子棟のリビング、女子は女子棟のリビング)や生活棟のゲーム室(男子は男子棟のゲーム室、女子は女子棟のゲーム室)で新聞を自由に読めた。


 ただし、入所者は午前0時~午前8時、朝食中、入所者が朝の掃除をする時間(土日祝のみ。午前9時~午前9時15分)、宿題タイム(宿題をする時間。長期休暇中のみ。午前10時~午前11時。ただし、8月11日~8月17日と12月28日~1月4日は宿題タイムは無し)は新聞を読めなかった。
 入所者は昼食中、夕方の掃除の時間(午後5時30分~午後5時45分)、夕食中、入浴中も新聞を読めなかった。家庭教師の指導を受けている時間、消灯時刻後~午後12時までの間、臨床心理士の職員と面談をしている時間、担当の職員と面談をしている時間も新聞を読めなかった。


 入所者は新聞を読みたいと職員に伝えれば、教職員室に置かれている新聞を貸してもらえた。ただし、貸してもらえるのは朝刊のみだった。なお、新聞を返す職員は誰でもよかった。

テレビ欄は毎朝コピーされ、生活棟の職員室(男子棟の職員室と女子棟の職員室)の入口に貼り出されていた

 新聞のテレビ欄は毎朝白黒コピーされ、生活棟の職員室(男子棟の職員室と女子棟の職員室)の入口に貼り出されていた。

男子は新聞はテレビ欄だけ読む子がほとんど 

 男子は新聞はテレビ欄だけ読む子がほとんどだった。テレビ欄以外を読む子はごく少数だった。新聞を読む子は自分の部屋か男子棟のリビングで新聞を読んでいた(学校の時間帯や新聞を読めない時間は除く)。新聞を読む子は自分の部屋で新聞を読むことが多かった(学校の時間帯や新聞を読めない時間は除く)。