元入所者男性が書く児童心理治療施設のすべて

児童心理治療施設の元入所者男性が、2002年4月~2006年3月まで入所していた児童心理治療施設のことを書いていく。

第2章入所者の生活 18入所者と家族の交流(4)帰省

入所者は金曜日の下校後から登校日の前日夜まで、自宅に帰省することができた

 入所者は金曜日の下校後から登校日の前日夜まで、自宅に帰省することができた(祝日がある週の場合は祝日前の登校日の下校後から登校日の前日夜までの帰省できた)。

入所者は夏休みなどの長期休暇期間は終業式の日の下校後から次の学期の始業式の前日夜まで帰省できた

 入所者は夏休みなどの長期休暇期間は終業式の日の下校後から次の学期の始業式の前日夜まで帰省できた。

入所者が帰省する時は帰省日の1週間前までにその入所者の保護者が帰省日時を施設に連絡することになっていた

 入所者が帰省する時は帰省日の1週間前までにその入所者の保護者が帰省日時を施設に連絡することになっていた。

入所者の帰省日時はその入所者の保護者が決めるか、その入所者の保護者と入所者が電話で打ち合わせして決めるすることになっていた

 入所者の帰省日時はその入所者の保護者が決めるか、その入所者の保護者と入所者が電話で打ち合わせして決めるすることになっていた。

入所者は帰省中の行動は自由。ただし、他の入所者(身内の場合は除く)と会うのは禁止。なお、帰省中の規則違反・法律違反は懲罰対象にならないが、警察に逮捕されて少年院送りになった時は施設を強制退所になった

 入所者は帰省中の行動は自由だった。ただし、他の入所者(身内の場合は除く)と会うのは禁止だった。なお、帰省中の規則違反・法律違反は懲罰対象にならないが、警察に逮捕されて少年院送りになった時は施設を強制退所になった。

入所者が帰省中にトラブルを起こした時は保護者が責任を負うことになっていた

 入所者が帰省中にトラブルを起こした時は保護者が責任を負うことになっていた。

入所者は帰省から施設に帰ると、持ち物検査があった。この検査が終わると、自分の部屋に帰ることができた

 入所者は帰省から施設に帰ると、持ち物検査があった。この検査が終わると、自分の部屋に帰ることができた。
 なお、入所者は持ち物検査の場所は共用棟のラウンジか共用棟の面会室か共用棟の会議室となっていた。持ち物検査の場所が生活棟の職員室(男子は男子棟の職員室、女子は女子棟の職員室)か生活棟の医務室(男子は男子棟の医務室、女子は女子棟の医務室)になることもあった。

男子は帰省は月1回の子が多かった

 男子は帰省は月1回の子が多かった。毎週帰省してる子はほぼいなかった。帰省回数が年ゼロ回の子や長期休暇(GWや夏休みなど)中のみの帰省の子もいた。

男子は3連休以上の連休の時は大半の子が帰省していた

 男子は3連休以上の連休の時は大半の子が帰省していた。

男子は長期休暇(GWや夏休みなど)中はほとんどの子が帰省していた

 男子は長期休暇(GWや夏休みなど)中はほとんどの子が帰省していた。

高校生男子の中には帰省中にバイトをする子が少数いた

 高校生男子の中には帰省中にバイトをする子が少数いた。

男子の中には帰省中にタバコを吸う子、飲酒する子も少数いた

 男子の中には帰省中にタバコを吸う子、飲酒する子も少数いた。
 帰省中に規則違反・法律違反をしても懲罰(注意又は注意と説教又は一時保護所での謹慎など)の対象外だったので、帰省中にタバコを吸う子、飲酒する子もいた。


 なお、入所者は施設内での喫煙・飲酒は禁止で飲酒すると注意を受けることになっていた。喫煙をすると、注意か注意と説教を受けることになっていた(注意に加えて喫煙した子が職員(男子は男子棟勤務の職員、女子は女子棟勤務の職員)に反省文を書かされたり、説教に加えて喫煙をした子が職員(男子は男子棟勤務の職員、女子は女子棟勤務の職員)に反省文を書かされることもあった。そして、その注意又は説教後に再度喫煙すると、一時保護所での謹慎となっていた。

男子は帰省の時に保護者から小遣いをもらう子がほとんどだった

 男子は帰省の時に保護者から小遣いをもらう子がほとんどだった。

施設ができて次の年(2003年)には帰省中の男子1人が、傷害事件で少年院送りになって施設を強制退所になることがあった

 施設ができて次の年(2003年)には帰省中の男子1人が、傷害事件で少年院送りになって施設を強制退所になることがあった。

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