第２章入所者の生活　１６健康維持、清潔維持（４）散髪 - 元入所者男性が書く児童心理治療施設のすべて

　散髪は男子は３ヶ月に１回以上、女子は１年に１回以上することになっていた。　

　入所者は散髪の日が月１回（男女それぞれ別の日）あって、その日に施設から散髪に行けた。

　散髪の日の曜日は土日祝日だった。

　散髪の日は昼の１時頃に出発し、夕方４時頃に施設に帰っていた。

　小学生は散髪に行く時は他の小学生（男子は他の小学生男子、女子は他の小学生女子）と職員（男子は男子棟勤務の職員、女子は女性職員）と一緒に車で行くことになっていた。

　小学生男子と小学生女子はそれぞれ別の散髪屋に行くことになっていた。

　なお、小学生男子と中高生男子もそれぞれ別の散髪屋に行くことになっていた。

　小学生女子と中高生女子もそれぞれ別の散髪屋に行くことになっていた。

　中高生は散髪に行く時は他の中高生（男子は他の中高生男子、女子は他の中高生女子）と職員（男子は男子棟勤務の職員、女子は女性職員）と一緒に車で行くことになっていた。

　中高生男子と中高生女子はそれぞれ別の散髪屋に行くことになっていた。

　入所者が行く散髪屋は一緒に行く職員が決めていた。

　行く散髪屋は男子の場合、安くてカット時間も短い散髪屋になることがほとんどだった。

　入所者の散髪の注文は職員（散髪に同行する職員）がすることになっていた。
　そのため、入所者は髪型にこだわりがある時は事前に職員に伝えておく必要があった。

　職員（散髪に同行する職員）が散髪の注文をするため、たまに男子の一部が髪を短く切られすぎて不満を言っていた。

　入所者の散髪代は施設が払うことになっていた。

　男子は３ヶ月に１回散髪の子がほとんどだった。毎月散髪する子は短髪が好きな子に限られていた。なお、家に帰省している時に散髪に行く子もよくいた。