元入所者男性が書く児童心理治療施設のすべて

児童心理治療施設の元入所者男性が、2002年4月~2006年3月まで入所していた児童心理治療施設のことを書いていく。

第2章入所者の生活 9趣味・娯楽、余暇活動(8)インターネットの利用

入所者は禁止

 入所者はインターネットの利用は禁止だった。 


 ただし、学校の授業でのインターネットの利用は認められていた。

 
   なお、施設内学級ではパソコンの授業が無く、施設内学級に通う子が授業でパソコンに触れることやネットをすることは無かった。

たまに中高生男子の一部が、禁止に対して不満を言っていた

 たまに中高生男子の一部が、ネットの利用が禁止されていることに不満を言っていた。

家にパソコンがある男子は家に帰省した時にネットをしていた

 家にパソコンがある男子は家に帰省した時にネットをしていた。

男子の中には携帯ゲーム機の無線通信機能を使ってネットをする子も少数いた(ただし、学校の時間帯は除く)

 施設には無線LAN環境が整備されていたため、男子の中には携帯ゲーム機の無線通信機能を使ってネットをする子も少数いた(学校の時間帯は除く)。
 (無線LAN環境を使ってネットにつなぐ時に必要な)SSIDとパスワードが書かれた紙が教職員室内に貼られていたため、男子はその紙を何度か見てSSIDとパスワードを覚えれば、携帯ゲーム機の無線通信機能でネットができた。
   男子の中には携帯ゲーム機の無線通信機能を使って自分の部屋でアダルトサイトを閲覧する子もごくたまにいた(ただし、学校の時間帯は除く)。
 アダルトサイトを閲覧した子の一部は携帯ゲーム機を退所日まで職員(男子棟勤務の職員)に没収されていた。


 なお、職員(男子棟勤務の職員)が没収したゲーム機は男子棟の職員室か共用棟の地下倉庫に保管されていた。