元入所者男性が書く児童心理治療施設のすべて

児童心理治療施設の元入所者男性が、2002年4月~2006年3月まで入所していた児童心理治療施設のことを書いていく。

第2章入所者の生活 13医療(2)病院の受診(帰省中以外の病院の受診)

入所者は医師の資格を持っている職員か看護師の資格を持っている職員の許可が必要

 入所者は病院を受診する時は医師の資格を持っている職員か看護師の資格を持っている職員の許可が必要だった。病院を受診する時は自分で又は職員に頼んで医師の資格を持っている職員か看護師の資格を持っている職員を呼び、許可を得る必要があった。ただし、医師の資格を持っている職員と看護師の資格を持っている職員がいない時は他の職員(男子は男子棟勤務の職員、女子は女子棟勤務の職員)の許可を得れば受診できた。
 なお、医師の資格を持っている職員と看護師の資格を持っている職員はどちらかが各日最低1人は施設にいた(ただし、8月11日~8月17日と12月31日~1月3日はいない日もあった)。

受診の許可は症状の軽い時を除き、得ることができた

 入所者は病院の受診の許可は症状の軽い時(口内炎や37度台前半の微熱、すり傷などの時)を除き、得ることができた。

受診日

 入所者は病院の受診日は職員(男子は男子棟勤務の職員、女子は女子棟勤務の職員職員)に決めてもらうことになっていた。受診日は受診許可を得てから3日以内の日となっていた。
 入所者は受診許可を得た日のしあさってまでには受診できた。

入所者は他の子と、共用棟で勤務のアルバイトの女性職員か生活棟勤務の女性職員(男子は男子棟勤務の女性職員、女子は女子棟勤務の女性職員)と一緒に車で行くことになっていた

 入所者は病院の受診の時は他の子と、共用棟で勤務のアルバイトの女性職員か生活棟勤務の女性職員(男子は男子棟勤務の女性職員、女子は女子棟勤務の女性職員)と一緒に車で行くことになっていた。病院の受診の時は基本男子・女子別々の車で行くが、たまに職員が少ない時に男女一緒の車(一緒に行く職員は共用棟で勤務のアルバイトの女性職員か男子棟勤務の女性職員)で行くこともあった。なお、一緒に行く他の子がいない時もあった。

入所者の受診先は近隣の総合病院が多かった

 入所者の受診先は近隣の総合病院が多かった。

入所者が病院で診察を受ける時は受診に同行している職員も診察室に入っていた

 入所者が病院で診察を受ける時は受診に同行している職員も診察室に入っていた。
 なお、受診に同行している職員は入所者が診察の時に医師から説明を受けた病名や病状を施設に報告することになっていた。

入所者が病院の受診の時にかかった医療費は施設が払うことになっていた

 入所者が病院の受診の時にかかった医療費は施設が払うことになっていた。

入所者が病院から貰(もら)った薬について

 入所者は病院から貰(もら)った薬は病気やケガの症状が軽い時(微熱などの時)を除き、使用することになっていた。ただし、病院から貰(もら)った薬は医師の職員から許可を得れば、使用しなくてもよかった。「入所者(許可を得ようとする入所者)が薬を使用しなくても病状が悪化しない」と医師の職員が判断すれば、医師の職員から許可を得られた。
 なお、入所者は病院から貰(もら)った薬は飲み薬は食堂で服用する(食事をしている食堂で服用する)かリビングで服用する(男子は男子棟のリビングで服用する、女子は女子棟のリビングで服用する)か医務室で服用する(男子は男子棟の医務室での服用する、女子は女子棟の医務室で服用する)ことになっていた。病院から貰(もら)った薬で飲み薬以外の薬は生活棟の医務室(男子は男子棟の医務室、女子は女子棟の医務室)か生活棟のリビング(男子は男子棟のリビング、女子は女子棟のリビング)で使用することになっていた。なお、飲み薬は学校の時間帯は自分のクラスで服用してもよかった。

病院を受診する男子は普段は週に1人か2人ほど、冬場は週に3人か4人ほど

 病院を受診する男子は普段は週に1人か2人ほど、冬場は週に3人か4人ほどだった。冬場は風邪やインフルエンザで病院を受診する男子も多かった。

ごくたまに男子の一部が、診察の時に受診に同行している職員が診察室に入ることを嫌がっていた

 ごくたまに男子の一部が、診察の時に受診に同行している職員が診察室に入ることを嫌がっていた。

病院から薬をもらった男子は病気やケガの症状が軽い子を除き、薬を使用していた。

 病院から薬をもらった男子は病気やケガの症状が軽い子を除き、薬を使用していた。病気やケガの症状が軽い子の一部は病院からもらった薬を使用していなかった。

たまに男子の一部が病院の受診を嫌がっていた

 たまに男子の一部が病院の受診を嫌がっていた。

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第2章入所者の生活 13医療(1)体調不良の時やケガの時
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