元入所者男性が書く児童心理治療施設のすべて

児童心理治療施設の元入所者男性が、2002年4月~2006年3月まで入所していた児童心理治療施設のことを書いていく。

第13章入所者が起こす事件、入所者が起こすトラブル 3その他(2)入所者の脱走が毎年起きていた

入所者の脱走が毎年5件以上起きていた。年に20件以上起きていた年もあった

  入所者の脱走が毎年5件以上起きていた。年に20件以上起きていた年もあった。

脱走は平日夜や土日祝日に起こりやすかった

 脱走は平日夜や土日祝日に起こりやすかった。
 なお、早朝深夜に脱走する子は生活棟の入口(男子棟の入口又は女子棟の入口)の鍵を壊す又は鍵をピッキングするなどして脱走していた。鍵を壊す又は鍵をピッキングするなどするのは早朝深夜の生活棟の入口(男子棟の入口と女子棟の入口)は鍵がかかっていて、鍵がないと内側からも開けられないようになっていたからである。


 なお、施設内学級の休み時間に脱走する子もごくたまにいた(施設内学級の授業中に脱走する子はほぼいなかった)。

入所者の脱走が起きた時はまず職員(男子が脱走した時は男子棟勤務の職員、女子が脱走した時は女子棟勤務の職員)が脱走した子を探しに行くことになっていた

 入所者の脱走が起きた時はまず職員(男子が脱走した時は男子棟勤務の職員、女子が脱走した時は女子棟勤務の職員)が脱走した子を探しに行くことになっていた。探しに出る職員は多くても2名だった。


 なお、早朝深夜の場合、職員がほとんどいないため、探しに出ないことになっていた。

脱走した子が夜になっても見つからない時や夜に脱走が発生した時は施設から警察に通報することになっていた

 脱走した子が夜になっても見つからない時や夜に脱走が発生した時は施設から警察に通報することになっていた。

脱走した子は脱走当日か翌日に施設に帰っていた

 脱走した子は脱走当日か翌日に施設に帰っていた。
 お金が無かったり、食べる物が無かったリして、自分から施設に帰ってくることがほとんどだった。
 なお、脱走中に万引きなどの犯罪をする子もごく少数いた。

脱走した子は施設に帰った後、職員から説教を受け、反省文も書かされていた

 脱走した子は施設に帰った後、職員から説教を受け、反省文も書かされていた。

施設を脱走する子は毎年5人ほど(施設ができて次の年(2003年)は10人ほど)

 施設を脱走する子は毎年5人ほどいた(施設ができて次の年(2003年)は10人ほどいた)。

施設ができて次の年(2003年)は深夜に8人ぐらいが脱走したことも

 施設ができて次の年(2003年)は深夜に8人ぐらいが脱走したこともあった。
 なお、その時は職員(男子棟勤務の職員)が警察に通報し、脱走者は全員翌日夕方までには施設に帰っていた。

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