第８章施設内学級の小学校での教育　３その他（１５）夏休みの宿題 - 元入所者男性が書く児童心理治療施設のすべて

　施設内学級の小学校では夏休みの宿題は問題集、絵日記、一行日記、工作の計４種類だった。

　施設内学級の小学校では夏休みの宿題の問題集は国語と算数の計２冊だった。地域の学校と同じものだった。分量はどちらも２０ページほど（両面印刷）だった。

　施設内学級の小学校では夏休みの宿題の絵日記は２枚か３枚だった。２枚の時と３枚の時があった。２枚の時が多かった。各日記とも小１～小４は８０～１００字ほど、小５・小６は１６０～２００字ほどを書くことになっていた。

　施設内学級の小学校では夏休みの宿題の一行日記は夏休みの各日の天気、そして、夏休みの各日にあったこと一行をそれぞれ書くことになっていた。

　施設内学級の小学校では夏休みの宿題の工作の宿題は何らかの作品（何でもよい）を完成させることになっていた。なお、完成させる作品は職員（男子は男子棟勤務の職員、女子は女子棟勤務の職員）と相談して決めてもよかった。

　施設内学級の小学校に通う子が作った工作の作品はペットボトル又は牛乳パックで作ったものが多かった。発砲スチロールで作ったものも多かった。

　施設内学級の小学校では夏休みの宿題を忘れると、２学期に居残りですることになっていた。

　施設内学級の小学校に通う子で夏休みの宿題を忘れる子はほとんどいなかった。男子１人か男子２人が忘れてたぐらいだった。
　なお、夏休みの宿題を忘れた子は２学期の９月に居残りで夏休みの宿題をしていた。