第１３章入所者が起こす事件、入所者が起こすトラブル１事件（１）施設で起こった悪質な事件（刺傷事件、傷害事件、放火事件）

施設で起こった悪質な事件（刺傷事件、傷害事件、放火事件）
①刺傷事件
②傷害事件Ａ
③傷害事件Ｂ
④放火事件
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施設で起こった悪質な事件（刺傷事件、傷害事件、放火事件）

　施設では悪質な事件が起きることもあった。
　以下、実際に起きた悪質な事件を紹介する。なお、いずれの事件も施設ができて最初の年（２００２年）か次の年（２００３年）に起きた事件である。施設ができて３年目以降は悪質な事件は起きていない。

①刺傷事件

　某中１男子（中１男子Ａとする）がキレて他の中１男子（中１男子Ｂとする）をカッターナイフで刺し殺そうとした事件（刺傷事件）があった。
　中１男子Ｂが中１男子Ａに毎日のように嫌がらせをしていたことで、中１男子Ａがキレて中１男子Ｂをカッターナイフで刺そうとした（中１男子Ｂは中１男子Ａに対し、誹謗中傷、中１男子Ａの物を壊す、中１男子Ａの物を取る、中１男子Ａの物を隠すなどの嫌がらせを繰り返していた）。

　なお、中１男子Ａがキレて中１男子Ｂをカッターナイフで刺そうとした時に中１男子Ａを取り押さえた中３男子１人が手を刺されてケガをした（傷の程度は軽かったらしく１週間ぐらいで包帯を取っていた）。

　なお、中１男子Ａは刺傷事件で一時保護所での謹慎になった。

②傷害事件Ａ

　某中２男子（中２男子Ｃとする）がキレて他の中１男子（中１男子Ｄとする）を何度も殴り、ケガさせた事件があった。
　中２男子Ｃに殴られた中１男子は右目の上や右腕に青タンができていた。

　なお、中２男子Ｃは一時保護所での謹慎になった。

　なお、中２男子Ｃは一時保護所での謹慎が終わった後、施設に戻ってきたが、喫煙を繰り返して再度一時保護所で謹慎になり、施設退所になっていた（なお、施設ができて最初の年（２００２年）以外は入所者は謹慎２回で強制退所となっていた）。

③傷害事件Ｂ

　某中３男子（中３男子Ｅとする）が階段から突き落とされて骨折した事件（加害者は不明）があった。
　その事件後、施設に警察が来て、職員（男子棟勤務の職員）が事情聴取を受けていた。　

　なお、中３男子Ｅは年齢差４年の女児と付き合ってて他の子からロリコン扱いされていた。　

④放火事件

　某中１男子（中１男子Ｆとする）が施設建物に放火した事件があった。
　中１男子Ｆが施設建物に放火後、火はすぐに消し止められ、大惨事には至らなかった（燃えたのは１平米未満）。

　中１男子Ｆは人間関係のストレスがたまっていたらしい。

　なお、中１男子Ｆは一時保護所での謹慎になった（一時保護所で２週間ほど謹慎）。

元入所者男性が書く児童心理治療施設のすべて

児童心理治療施設の元入所者男性が、２００２年４月～２００６年３月まで入所していた児童心理治療施設のことを書いていく。